新しい試み

お久しぶりとなりました。

2021年の春から2022年の夏まで、父の闘病生活を支え

家族全員で父の最後の一呼吸まで見送ることができました。

最愛の父を亡くし、四十九日の後

『もっと自分を生きなきゃダメだ』と猛烈に思い、自分と向き合う事を本気で始めました。

そんな中、ハンドメイドの方にも変化が出ました。

これまでは『売れる商品を作らないと』という焦りがどこかでずっとくすぶっていました。

売れたい！ハンドメイド一本でやっていきたい！と思う気持ちは今もあります。

でも焦る気持ちのほうが大きくなりすぎて、楽しむことを置いてけぼりにしてしまっていました。

自分の作る商品の中で一番好きな物はなにか？

改めて見つめ直した時、クマさんキーホルダーだと気付きました。

この子達は何度も何度も自分の納得のいく形まで試行錯誤して生み出した子達で、一番売れて欲しい、もっとたくさんの方に届いて欲しい、と思う子達です。

私はこのクマさんキーホルダーにスポットを当てて、見直すことにしました。

私が好きな物は、熊。このキーホルダーの形は変えたくない。

この子達を製作するのに使っている毛糸はたくさんの色があるのです。

『そうだ、私は色が好きで、色彩検定も持っているんだった。』

色からはいろんな思いが伝わってきたり、色からパワーをもらう事ってたくさんあるな。

私がそれぞれの色から感じることはなんなのか、書き出したり、調べたりしているうちに、色彩心理にたどり着きました。

“リアルな熊”にこだわり、3色しかこれまで作らなかったクマさんキーホルダーに

たくさんのカラフルな仲間を作ってあげました。

こうして【色彩心理とハンドメイド】を掛け合わせて生み出されたのが 

彩熊 -irokuma-　なのです。